佐賀大学農学部同窓会

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会長メッセージ

会長 小池 良美

拝啓 佐賀から年初の便りです

 平成31年は、全国的にも穏やかな日和で幕を開け、佐賀平野では麦田が日に日に色濃くなり、そろそろ麦踏みが盛んになる頃です。
 新年早々に熊本を震源とする強い地震がありヒヤリとさせられましたが、この一年、地震や豪雨、台風直撃といった大きな災いがないことを祈るばかりです。
 さて、同窓会会員の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと存じ、「佐賀」そして「母校」の様子を少しばかりお伝えいたします。

 まずは、昨年3月から10か月のロングランで開催された「肥前さが幕末維新博覧会」は1月14日でフィナーレを迎え、佐賀の賢人たちの活躍ぶりを数多くの人々に見聞いただいたところです(昨年12月に総来場者数は200万人を超えたそうです)。
 「幕末、佐賀藩ほどモダンな藩はない。軍隊の制度も兵器も、ほとんど西欧の二流国なみに近代化されていたし、その工業能力も、アジアでもっともすぐれた『国』であったことはたしかである。佐賀藩の『文明』にくらべれば諸藩など、およびもつかなかった」という一文は、司馬遼太郎氏の短編小説「アームストロング砲」(昭和40年)の冒頭の一節ですが、まさにそのとおり。反射炉の構築、鉄製大砲の鋳造、蒸気船の建造といった当時の西欧列強においてもまだまだ進歩段階のむずかしい先進技術であったにもかかわらず、世界を見据えていた佐賀藩主、鍋島直正公とその名立たる家臣たちが成しえた偉業について見聞することができました。
 博覧会は、150年後の佐賀に住む私達にとってはメッセージ性の強い一面もあり、若い人達、とくに佐賀大学で学ぶ皆さんに見てもらっただろうかと思ったところです。

 次に、農学部では今年、生まれ変わりの年“ReBorn2019”として、従来の3学科体制から1学科体制(生物資源科学科)に改編されます。2年次から4つの教育研究コース(生物科学、食資源環境科学、生命機能科学、国際・地域マネジメント)に進むカリキュラム構成で、ビジネスとしての農業を身近で感じ、広い視野でのキャリアデザインを支援するような仕組みが強化されているようです。
 また、地元佐賀新聞(1月7日付)の1面トップで、有明海のノリ養殖の振興に向けた基盤研究に乗りだしたというニュースが報じられました。農学部キャンパス内に培養施設を整備し、ゲノム(全遺伝情報)解析など大学ならではの高度な技術を生かした新品種開発などの取り組みです。このほか、すでに農学部では「植物工場」「藻類バイオマス」「コスメティック」といった分野で、産学連携のプロジェクト研究も推進されており、各方面から注目を集めています。
 同窓会としても、こういった母校・農学部のいまを会員の皆様に発信していきたいと思います。

 さて、同窓会にあっては、昨年は県外各地での支部総会・交流会の開催が多い年で、九州沖縄の各県はもとより関西支部、東京支部でも開催され、佐賀からも参加させていただきました。いずれの会合でも、母校のことを忘れることなく、単に同窓の先輩後輩という間柄にとどまらず、出身学部を越えた何かしら深い付き合いをされている羨ましい様子も窺えたところです。こういった貴重な会合にご一緒するにつけ、地元からの情報発信の大事さを感じます。
 ちょうど、佐賀大学同窓会(全学)、農学部同窓会ともに、それぞれの会報「楠の葉」第30号、「ありあけ」第23号が発行されホームページにアップされました。各地での同窓会の催しの様子もふんだんに掲載されておりますので、ぜひご覧いただきたいところです。
 すでにお知らせいたしておりましたとおり「会報の郵送は年1回7月のみ、やむなし」ということで、今回1月の会報は同窓会ホームページへの掲載のみとし、会員への郵送はいたしておりません。ただ、従来の会報と変わらないページ組みで編集作成しておりますので、冊子スタイルで閲覧いただけます。また、必要な場合は各自プリントアウトして、手にとってご覧いただければ幸いです。

 会員の皆様には、本年も何卒よろしくお願い申しあげます。

(平成31年1月11日)