佐賀大学農学部同窓会

佐賀大学農学部同窓会の平成31年4月19日会長メッセージページです

会長メッセージ

拝啓 本庄キャンパスはここ一番の賑わいです

会長 小池 良美

「豊穣」のブロンズ像
「豊穣」のブロンズ像

 佐賀大学本庄キャンパスでは新入生を迎え入れ、ここ一番の活気を見せているようです。
 また、今年の桜は4月3日の入学式を待っていたかのように満開となり、例年以上に歓迎の役目を果たしたようで、今は葉桜に変わっています。
 開花以来、おだやかな日和に恵まれ、いつもの年より2、3日長い“見頃”でもありました。

 農学部では、158名の学部生と23名の大学院生が入学されております。
 今年は入学式に出席することができませんでしたので、先日、大学ホームページで宮﨑学長の告辞を拝見し、式の様子を覗いてみました。
 加速度的に変化する今の社会にあって「変化に最も対応する種が生き残るのだ」という進化論にも触れられ、「一度の適応でその後の人生が安泰になるということは全くなく、次の変化を鋭敏に感じ取り行動し続けること」の重要性を、若者達にわかりやすい例を挙げながら、メッセージとして伝えられていたようです。また、優しい物言いではあるものの、自律的に学ぶ“決意”を持てという厳しい一面もあったように思えました。

 「豊穣」と名付けられたブロンズ像は、農学部本館(1号館)の正面入り口前に立っています。農学部創立25周年を記念し、昭和55年7月に建立されたもので、記念誌をめくると、当時の農学部長ほか教授陣、そして同窓会役員の面々が創立25周年記念事業会を組織して、1年がかりで式典、記念像、記念誌の準備にご苦労された様子が読み取れます。
 「豊穣」は25周年にふさわしい若々しい像で、たわわに実った稲束は農学部の四半世紀における教育研究の成長を重ね合わされているようです。
 以来、令和元年は昭和30年7月の農学部創設から65年目の年となります。

 さて同窓会では、5月18日の通常総会に向けて準備を進めております。
 同日は、総会に加え記念講演会、アトラクションそして懇親会と、てんこ盛りの一日であり、毎年のことではありますが、今年は10連休を挟んでいることもあって、役員・事務局一同、気持ち的には少なからず焦っております。
 記念講演会には、講師2氏を予定しております。
 まず、農学部は“ReBorn2019” 生まれ変わりの年として、従来の3学科体制から1学科体制(生物資源科学科)でスタートしました。学部再編と併せて、小林元太・新学部長が着任されておりますので、これからの人材育成や農学部ならではの研究面での地域貢献などに関して、講演をお願いいたしております。
 もうお一人は、佐賀県では20年ぶりの新品種として、平成30年から販売開始されている「いちごさん」の育成・品種登録に携わられた県職員の方(もちろん農学部OB)です。
 近々、総会開催案内と記念講演会案内をホームページに掲載する予定です。お誘いあわせいただき、本庄キャンパスへお出かけいただければ幸いです。

 佐賀の平野部では、一面に広がる麦田の緑がだんだんと黄金色に変わっていく時期です。爽やかな風に麦穂が波打ち、“麦秋”へと向かいます。

(平成31年4月19日)