2022年度理工学部キャリアデザインセミナー(物理学)を実施

update: 2022.11.28

実施部門: 物理学部門
実施年月日: 2022年11月28日(月) 
 
セミナー①
 講師氏名: 堤 紀子 氏(1993年物理科学科入学, 1997年物理科学専攻入学)
  就職先: 佐賀県立宇宙科学館
 タイトル: 就活へのアドバイスと就職後の仕事について
<講演の概略>
 自己紹介に続き、学生時代の研究内容、資格取得(中学高校教員免許)などの話があった。就職難の時代にたくさん就職活動を行い、いろんな職場を経験しながら現在の職場に落ちついたことを紹介し、落ち込まず就活を続けることの大事さを説き、また職場での楽しい仕事の内容も紹介した。
 佐賀県立宇宙科学館の仕事については、研究交流グループに所属し、マネージャーをしており、日々の業務、予算、承認など業務の他、マネージャー会議、連絡会議、全体会議などの会議が多いことなどを詳しく紹介した。また、スペース班の業務やイベントの紹介、プラネタリウム、オリジナル動画作品の制作、特別企画展、イベントとの企画運営など多忙であるがやりがいのある仕事であることなどの紹介もあった。学生達は真面目に話を聞いていた。
 
セミナー②
 講師氏名: 湯浅 貴裕 氏(2013年物理科学科入学、2017年物理科学専攻入学)
  就職先: 高エネルギー加速器研究機構(KEK)
 タイトル: 就活経験談とKEK技術職の仕事について
<講演の概略>
 自己紹介のあと、インターンシップを経て研究実験施設に技術職員として就職した経験を語り、加速器研究機構の紹介や自分が技術者として開発を行ったプロジェクトの内容を熱心に紹介した。所属する高エネルギー加速器研究機構(KEK)の組織と位置、勤務地の東海キャンパス(J-PARC)の紹介、主な仕事はミュオンビームのラインの電磁器開発・保守、電源の管理などであること、さらにこれまでの仕事は高運動量の電磁石コイルを3年計画で作成したこと、さらに研究論文を英語で作成し、学会発表もしていることなどの紹介があった。あまりなじみのない加速器現場の様子を学生達は熱心に聞いていた。
 
<担当教員の所感>
 参加者は35名程度いました。就活を控えている学生諸子にとって良い刺激になったのではないかと思います。

(担当教員:鄭 旭光)  

セミナーの様子