菱実会(理⼯学部同窓会)

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会長のご挨拶

加速展開する時代を生き抜ける人材育成を期待

会長写真

 理工学部は、1966年に文理学部の改組に伴って設置された。世の中のニーズに伴って学科が増え、理工学部同窓生もどんどん増えた。理工学部同窓会は、理工学部創立から33年目(1999年)にして楠葉同総会から分離独立した。それから20年が過ぎた。この間、インターネットのグロ―バル化に伴って世の中は著しく変わっていった。

 1970年代中頃に、計算やデータ処理を行うことができる手ごろなパソコンが登場した。1995年にWindows 95が発売されるとパソコンユーザが爆発的に増えた。2007年のiPhone発売後は、モノのインターネット化(IoT)、人工知能(AI)、並びにロボット工学が驚くほど急速に進んだ。そして、最近「小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」という発言もあった。それを強く否定する声もあった・・・そこに、突然、新型コロナウイルス感染拡大騒動が持ち上がった。緊急事態宣言等により、学校や職場などの集合が禁止され、自宅待機しなければならなくなった。

 それまで、情報漏洩防止のため、社外へのデータ持ち出し禁止状態で会社でしか仕事ができない環境が、一転して、会社が生き残るためにはテレワーク(在宅勤務)による業務も日常的に遂行できることが必要な社会環境に変わり始めた。教育はオンライン学修、買い物はネット市場、仕事はテレワーク、病気になったらオンライン診療というように、どこからでも用事が済ませられる社会環境構築も必須条件になった。これから優れたAIと高速インターネットで結ばれた各種ロボットは高性能になるだろう。Society5.0 社会への突入である。

 そういった時代を生き抜くためには、自律した教育・学修環境を本物にしていくことが肝要であろう。高校までの学習は教師から習い学ぶことであったが、大学における学修は学び修めること、学んで身につけるものでなければならない。自ら深く考え、問題点を見つけ、解決していく力を修得する必要がある。これまでも、深く学ぶ力を養う試みは行われた。しかし、黙って教室や実験室にいれば、大方の知識や技術を教えてくれる環境が整っていたために、なかなかうまくいかなかった。

 これからは、将来何をしたいのかよく考えて自分なりの学修目標を設定し、それに合った詳細な学修計画をたて、実践し、結果を省みつつ学修目標や計画を修正することを繰り返し、自己研鑽していかなければならない。新型コロナウイルス感染拡大騒動により、突然、自律した深い学びを計画的に行える時間と、そうしなければならない教育(学修)環境が皆平等に与えられた。さて、佐賀大学の教育環境はどのような展開をみせるのであろうか。飛躍的な教育改善を期待するのみである。

 菱実会では、一年前から同窓生のためのオンライン型の菱実会生涯学習サイトの構築も行っています。人生100年時代となったこれからは、定年後の時間がかなりありますので、何かに再チャレンジするなどして、健康な身体と頭脳を保ちつつ時間を有効に使う努力が必要と思います。まだ4コースしかありませんが、これから順次増やしていくつもりです。是非、菱実会生涯学習サイトを覗いてみてください。また、新しいコース企画・作成等を手伝っていただける方は、同窓会事務局までお知らせ下さい。お待ちしております。

(2020年5月13日)