第11回 理工学部と菱実会との意見交換会を開催
update: 2022.11.16
2022(令和4)年11月16日(水)に菱の実会館多目的室において、理工学部と菱実会(理工学部同窓会)との意見交換会を開催しました。本会は2012(平成24)年11月に開催して以来、今回で11回目の開催となります。新型コロナウイルス感染症対策として、全員マスクを着用し、さらに部屋のドアや窓は解放して開催しました。出席者は、大学側から理工学部長、副学部長(3名)、部門長(4名)及び事務長の計9名で、菱実会側からは菱実会会長、副会長(5名)及び理事(7名)の計13名で、合計22名でした。
牧瀬稔子副会長の司会で開会し、はじめに主催者を代表して穗屋下茂菱実会会長が挨拶を行いました。会報誌への執筆、理工学部キャリアデザインセミナーの実施や講演等への日頃のご協力に対して謝辞を述べた後、同窓会として大学の発展に貢献していくために最近始めた実施可能な取り組み状況を説明しました。菱実会として若い同窓生の柔軟な意見を取り入れ、より発展的に活動していくために、大学の教員や大学院生にも同窓会役員になってもらっていること、多くの卒業生の連絡先は保護者等になっており、肝心の卒業生に同窓会会報が届きにくい状況にあるので、Forms(Webページ)などを利用し、連絡先などを更新していただけるような環境構築を行っていること、卒業後も母校に親しみが持てるように学部生にも保護者住所に同窓会会報等を送付していることなどの取り組みを紹介しました。
続いて、豊田一彦理工学部長のご挨拶がありました。現在、理工学部は1学科12コースの構成であること、来年度4月からデータサイエンスコースが開設されること、理工学部長表彰された学生で構成する組織STEPsがマレーシアに海外研修に行ったこと、地域連携として西九州新幹線の開業にあわせて嬉野市と協定を行い理工学部の地域貢献を行っていることなどの報告がありました。また、コロナ禍によりオンライン授業があっていたが、現在はほとんど対面授業を行っていること、オンライン授業のノウハウを得ることができたため、出張時など休講にすることなくコンテンツを活用できていることなどの話がありました。加えて、現在、退職などで教員が減っている状況があり、さらに女性教員を増やす必要がある状況の中、来春理工学部では初めて女性の教授が誕生する予定とのことでした。今後、女性教員の獲得に向け理系の女性がどのような仕事をしているのかなど「佐賀大学で活躍するリケジョ」というHPを作ったことの報告がありました。
出席者の紹介については、菱実会側から順番に卒業学科や担当業務等を含めた自己紹介を行いました。大学側出席者には、大学の講義や研究などに関わる現状等の報告を兼ねて自己紹介をお願いしました。紹介された内容としては、理工学部とのステークフォルダーとしての同窓会との関係強化を行っていきたいこと、多様化している就職状況の報告、リケジョフェスタを開催しすぐに定員が埋まったこと、嬉野温泉駅前で自立走行や荷物搬送の体験会を開催すること、入試の関係で高校生への合同説明会への参加や県内の高校を訪問されていること、データサイエンスコース設置に向け取り組みを行ったこと、今春理工学科となって初の卒業生が生まれること、佐賀半導体フォーラムが設立され大学でサポートしていることなどのお話しをいただきました。
出席者の自己紹介後、菱実会からの報告と依頼について説明資料を提示して意見交換を行いました。内容は、①事業の中止・変更のお知らせ(2022年度版の同窓会名簿の作成中止、2022年度菱実会総会の懇談会中止、第1回菱実会クラス代表会議のアーカイブ方式への変更)、②「菱の実 第24号」発行、③理工学部キャリアデザインセミナーの計画状況、④都市工学科専門科目「建設プロジェクト演習」への助成、⑤菱実会賞の応募状況、⑥佐賀大学同窓会長賞の推薦、⑦理工学部同窓会長賞の推薦、⑧名簿管理、⑨住所変更等の入力フォーム(卒業/修了予定者専用)への入力、⑩支部会・地区会、⑪菱実会設立25周年記念事業についてです。
意見交換では、先般Web開催となったクラス代表会議のアーカイブにおいて、同窓会Webサイトに掲載されている牧瀬氏の動画を、理工学部Webサイトのリケジョのコーナーでも掲載させてもらえないかという依頼がありました。また、名簿管理においては、大学側でも卒業生にメールを送ったら2割程度エラーで返送されてくる状況があったとのことでした。同窓会での卒業生の情報を管理いただき、大学側と同窓会が一体となり双方で共有していくことが重要であることで意見が一致しました。その他、支部会等については、コロナ禍もあり、十分に活動を行えていない状況があるが、コロナが収束した折には先生方にも参加いただき、同窓生との交流を深めていただきたい旨の依頼を行いました。最後に再来年の9月に菱実会25周年記念において発行する予定の記念誌において、先生方にも執筆をお願いしたいことと理工学部にも記念品等をお贈りすることも検討していることをお伝えし、予定の2時間をめいっぱい使った意見交換会を閉会しました。(文責:山中)
【意見交換会の様子】