2021年度理工学部キャリアデザインセミナー(化学)を実施
update: 2022.01.19
セミナー①
実施年月日: 2022年1月19日(水)
講師氏名: 藤 貴弘 氏(2011年機能物質化学科入学)
就職先: デンカ株式会社
タイトル: 学部・修士・博士時の就活経験談と就職先の会社説明
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
話の概略: 私の就活経験で感じたこととデンカの会社説明会を実施した。私は学部・修士・博士と3回の就活経験があるので、それぞれについて感じたことを伝えた。結論として、学部生・大学院生共に研究に対して真剣に取り組むことで今後の選択肢が増える可能性が高いことを話した。また、私の経験から就活がうまくいくためには次の3つのことを意識すると良いことをアドバイスした。
・幅広く業界研究する
・ほかの人と情報交換しながら就職活動する
・自分にとって何が大事なのか考えてみる
会社紹介では、デンカを知ってもらうためにインパクトの強い内容(世界シェアNo.1、鉱山・水力発電所を持つこと等)を中心に話し、求める人財像として「世界基準を目指し、スペシャリティー人財になれる人」であることを伝えた。
聴講学生に対する感想: オンラインでの実施ということでどこが伝わっていないのか、わかりにくいのか、興味があるのかといった反応を見ることができないので非常に難しく感じました。資料、話しの内容も伝わりにくかった所も多々あったと思うので長い時間聞いて頂き感謝しています。その中でうまく伝えることができなかった結果、質問が出てこなかったと思うので反省しています。ただし、オンラインという場で質問しづらい学生もいたようで、連絡先を知っている学生からはいくつか直接質問を頂きました。後からでも質問をしてくれた学生がいるように、私が学生の頃のキャリアデザインセミナーでもほとんどの人は真剣に聞いていたので、今回も聞いてくれていると思います。皆様の今後のより良い進路の決定を願っています。
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セミナー②
実施年月日: 2022年1月19日(水)
講師氏名: 小川 航平 氏(2014年機能物質化学科入学)
就職先: 京セラ株式会社
タイトル: 学部・修士時の就活経験談と就職先の会社説明
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
話の概略: 前半部分では就職先企業の説明,後半部分では自身の就職活動について話した。企業説明では,会社の規模,事業内容,強みについて簡単に説明した後,自身の業務内容について話した。自身の就職活動については,自分自身の失敗談を踏まえ,何かに挑戦するということが大事であることを話した後,いずれ直面する学生と社会人の違いについて話した。
聴講学生に対する感想: 最も強く感じたのは,意識の低さ,九州という地域は関東・関西の学生と比べ危機感があまりないということである。就活では,自己の分析,自分がどういう人間なのかということを言語化することが非常に重要であり,こういったことに慣れるには,持っている能力もあるとは思うが,大多数の人は経験を積んで自分で咀嚼していくことが大切であると社会人になってから感じている。
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担当教員の報告:
セミナーはオンラインで開催し,参加者は大学院生等32名,学部生78名,合計110名の学生の他,講師1名,教員4名,理工学部同窓会理事1名が聴講した。学生からの質問もあり,就職活動に対する取り組みや実際に働いている会社について,講師の経験談も含め聞くことができた。また,これから就職活動を行う学生に対するアドバイス的な内容も多く,大学の研究室で取り組んでおくべきこと等にも触れて頂き,非常に有意義な時間を持つことができたと考えられる。
(担当教員:山田 泰教)
<聴講生からみたオンライン画面>