第1回(2020年度)理工学部同窓会長賞表彰について

update: 2021.03.25

 2021(令和3)年3月18日(木)19:00~20:00に、菱の実会館の多目的室において、第6回菱実会役員会(18:00~19:00)に引き続き、理工学部同窓会長賞の表彰式を行いました。表彰式は、会長から1名ずつ表彰状と副賞が手渡され、その後同窓会役員との記念写真撮影、さらに約30分間役員との懇談会を行い、時間通りに会を閉じました。なお、式では集合写真の時以外は全員マスクをして、さらにドアや窓は開放し、なるべく三密を避けて行いました。
 理工学部同長賞は、昨年の10月1日付で制定した賞で、学業の他、学術研究活動、課外活動、社会活動等において総合的に優秀であると認められた卒業生(4年生)を、今年度から理工学部長に、各部門(旧学科)から候補者を1名ずつ推薦していただきました。2016年から実施しております「菱実会賞」と性質のは異なる賞であります。
 第1回目となる2020年度理工学部同窓会長賞推薦は、2017年(平成29年)入学された次の6名の方々です。
  宮﨑 彬君(機械システム工学科) 片岡佑太君(数理科学科)
  山下青空君(物理科学科)     矢野 雄太郎君(知能情報システム学科)
  中野遼真君(電気電子工学科)   田中静流君(都市工学科)
  *なお、化学部門(旧機能物質化学科)は該当者なしでした。また、矢野 雄太郎君は所用のため表彰式は欠席でした。

【表彰式の様子】

【受賞者の喜びの声】
 宮﨑 彬 君:この度は、理工学部同窓会長賞を授与いただきありがとうございます。大変光栄に思っており、今後の糧にしていきたいと思います。私は、海洋温度差発電の研究をしております。将来は、世界の発展に貢献できるようになりたいと考えており、エネルギー問題というのは、現代社会が抱えている問題の1つだと思っております。今後も佐賀大学院に進学し、現在の研究を継続していく予定です。海洋温度差発電の研究の発展に少しでも貢献できるように、研究を頑張っていきたいと思います。

 山下青空 君:同窓会長賞の表彰、誠にありがとうございます。私は宇宙論研究室にて、主に初期の宇宙をテーマに佐賀大学で勉強しています。卒業論文では宇宙の始まりの数分間に注目し、元素がどれだけ作られたかを理論的に考察し、実験との比較を行いました。その結果、「リチウム-7」の元素の作られる量が理論と実験で少し異なるという結論が得られました。これは、ビッグバン宇宙論が完璧な理論ではないことを表しています。今後の課題は、その問題点について深く調べ正確な理論を導くことです。佐賀大学大学院でも引き続き研究に励みたいと思います。

 矢野 雄太郎 君:今回、学部の卒業研究の一環として、吉野ヶ里町と協力し、スマートフォンを使ったスタンプラリーシステムを開発しました。自分自身、本格的な開発が初めてだったということもあり、日々勉強しながらの開発でしたが、中山先生をはじめ、様々な人に助けられながら、なんとかやり遂げることができました。このような開発に参加し、賞をいただいたことはとても貴重な経験だと思います。これからもこの経験を活かし、大学院でも研究や開発に取り組んでいきたいと思います。

 片岡佑太 君:

 中野遼真 君:

 田中静流 君: