2019年度理工学部キャリアデザインセミナー(都市)を実施
update: 2020.02.09
実施学科: 都市工学部門
開催年月日: 2020年1月15日(水曜)
会場: 理工学部6号館1階 都市大講義室
セミナー①
講師氏名: 森山 拓弥 氏(2012年入・都市工学科)
勤務先: 大和ハウス工業(株)佐賀支店
タイトル: 学生時代のキャリアデザインと就職活動、ハウスメーカーについて、現在の業務、就職活動へのアドバイス
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
私がハウスメーカーに就職したきっかけを中心に、学生時代の就職活動とアドバイス、ハウスメーカーの魅力、入社して今までの業務についてお話させていただきました。学生さんには多くの企業がある中、当社は住宅だけではなく賃貸住宅・ホテルや介護施設も手掛けており、ハウスメーカーに入社すると住宅しか設計出来ないというイメージを変えてもらい、さらに若いうちから活躍できる環境があることを伝えました。また、設計業務は単に図面を作成するだけではなく、お客様や設備業者との打合せ、構造設計、お客様に宣伝するためのパース作成などがあり、大学で学んだ知識やパソコンスキルを活かすことができます。
講義を聞きに来ていただいた学生さんは皆さん積極的に質問してくださり、大変助かりました。質問の内容はゼネコンとハウスメーカーの違い、大学院に行くメリット、設計として大学で学んでおくべき事などでした。学生さんの質問聞くなかで、行きたい企業をまだ見つけていない人が多いのではないかという印象を受けました。今年の就職活動はすでに始まっており、行きたい企業のリストアップや企業研究を始めている状況だと思っていましたが、自分が将来何をしたいかがまだ明確になっていないのだろうと感じました。入社面接でも志望動機と就職して何がしたいのかはどの企業でも必ず聞かれることなので、今回の講義で自分の将来について考えてくれたら幸いです。
セミナー②
講師氏名: 古賀 大輝 氏(2013年入・都市工学科)
勤務先: (株)長大 第一構造事業部第三構造技術部 上野オフィス
タイトル: 学生時代のキャリアデザインと就職活動、コンサルタントについて、現在の業務、就職活動へのアドバイス
<話の概略、聴講学生に対する感想など>
建設コンサルタントの概要、現在の仕事内容および学生時代の就職活動について20分間程度話をした。建設コンサルタントについて正確に知っていただくため、建設コンサルタントの社会的な立場について話をするだけでなく、建設コンサルタントが業務内容に関わらずどのような流れで仕事をしているかについても説明した。また私が日々橋梁に携わる仕事をしていることもあり、橋梁を例に取った、設計する上での業務内容やその手順を写真、フローチャート図を用いて詳しく説明した。
次に実際にどのように仕事をしているか具体的に理解していただくため、現在入社一年目の私の仕事内容について説明した。まず私の一日のスケジュールを話し、次に仕事環境、そして現在携わっている業務について説明した。業務は高速道路四車線化と災害対応の2つを紹介した。
最後に私の就職活動、そしてこれから就職活動を行う聴講学生に向けた私なりのアドバイスを述べさせていただいた。私は大学三年時には大学院進学を決めていたこともあり、大学院進学理由とそのメリットについてまず説明し、次に就職に向けたインターンシップの重要性について説明した。また企業選定の際には会社の大きさではなく自分のやりたいことにどれだけ力を入れているかに注視するようアドバイスした。聴講学生は寝ることもなくまじめに私の話を聞いていてすごく話しやすかった。
担当教員の報告:
学部3年生を中心に院1年生合わせ27名の参加がありました。今回はハウスメーカーと土木コンサルタントに就職された方をお呼びし、「学生時代のキャリアデザインと就職活動、それぞれの業界について、現在の業務、・就職活動へのアドバイス」と題して講演いただき、参加学生たちは真剣に講師の話に耳を傾けていました。後半はOBとのふれあいトークを実施し、学生たちとの距離を縮めることで、活発な質疑応答が時間いっぱいになるまで交わされました。本セミナーを開催したことにより、就職活動に向けた意識の向上を図ることができました。
(担当教員:三島伸雄)