第32回佐賀県青春寮歌祭報告

update: 2024.11.22

 第32回佐賀県青春寮歌祭が令和6年11月16日(土)13時より佐賀市交流センター「エスプラッツホール」で開催された。北は北海道大学、南は鹿児島大学まで、国立・私立大学あわせて22校から約250名が参加。

 我が佐賀大学も学部同窓会から約20名が参加し、旧制佐賀高等学校昭和7年度寮歌「南に遠く」の巻頭言、寮歌を全員で高らかに歌い、寮歌にあわせて熱血の舞をステージで舞った。特に、巻頭言は元不知火寮生の方が福岡から駆けつけてくださり当時を彷彿とさせる語りで大いに盛り上がった。次に、佐賀大学学生歌「楠の葉の」を元気よく歌い、エールを行った。

 みんなで歌おう!のコーナーでは佐賀高等学校水泳部歌である「吉井浜思ひ出の歌」を出席者全員で合唱した。これは佐賀大学水泳部が今から約90年前に糸島の吉井浜で合宿を行った際に、地元福吉の人々と水泳部員の交流から生まれた歌である。次に、「琵琶湖周航の歌」では数名がステージ上で腰を降ろし前の人の肩に両手をかけ、曲に合わせて陸ボートを漕いだ。

 10月から3回ほど寮歌祭に向け歌や巻頭言、エールの練習を行って本番に備えた。同窓会役員やOBが参加し、回を重ねるごとに気運も盛り上がり本番を迎え、無事に終えることができた。しかし、同窓会のメンバーも高齢化しており、このままでは今後の参加も心配である。我が佐賀大学寮歌を永遠に歌い継ぎ、後世に残していくためにも現役大学生や現職同窓生の方々の参加を期待したい。