佐賀大学同窓会

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会長のご挨拶

 小暑の候、同窓会会員の皆様にはますます御清祥のこととお慶び申し上げます。このたびの川副会長の任期満了に伴う役員改選において、佐賀大学同窓会長の大役を仰せつかりました。もとより浅学非才の身であり、とてもその任にあらずと固辞しましたが、全員で補佐するとの言葉に助けられお引き受けすることとなりました。微力ながらも全力で任に当たりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

 同窓会の成り立ちをひも解いてみますと、佐賀師範からの流れをもち130年の歴史を持つ教育学部を中心とした有朋会、文理学部から改組された理工学部の菱実(りょうじつ)会と経済学部の楠葉同窓会、農学部同窓会、佐賀医科大学から佐賀大学医学部へと統合された佐賀医科大学・佐賀大学医学部同窓会、令和2年2月に芸術地域デザイン学部同窓会が発足しています。そんな中、佐賀大学同窓会(全学同窓会)は佐賀大学が佐賀医科大学と統合し新しい総合大学「佐賀大学」が発足したのを機に、歴史も内容もそれぞれ違う学部同窓会を統合する形で、平成16年4月に発足し今日に至っています。

 同窓会の目的の一つに、「地域と共に未来に向けて発展し続ける佐賀大学の発展に寄与すること」があります。現在の佐賀大学は総合大学にふさわしく、多種多様な分野に今までにない新しい研究で地域に密着し、世界に通用するすばらしい実績をあげておられます。そして、2030年に向けてのビジョンに「志、挑戦、そして未来へ」と題し、「関わる人々が誇れる」「学びたいと選ばれる」「地域社会から期待、信頼される」佐賀大学を目指し、取り組んでおられます。また、学生も卒業時の各種表彰を見ておりますと、その内容はもとより、入学時からしっかりし た目的意識を持ち、着実に成果を上げておられる様子を見ることが出来ます。海外への関心も高く、留学している学生も多く見受けられます。私の頃の学生生活と比べると雲泥の差があるように感じ、うらやましくもあり、頼もしい限りです。

 このように、大学が総合大学として今まで以上に発展している姿を見るとき、私たち同窓会もそれに見合う形で少しでもお手伝い、支援していければと思う次第です。大学側も地域に向き合うことを意識され、同窓会にも大きな期待を持っていただいています。

 また、言うまでもなく同窓会の第一義は、「会員の親睦融和を図る」ことにあると思います。社会情勢を見れば新型コロナウイルスの感染症により、この2年間はどこの会も集まることすらままならず、顔を合わせることが出来ない状態が続いてきました。

「同窓会 会えばいつでも 大学生」

 幾つになっても、共に学んだ友と会うことで気持ちだけはいつでも大学時代に戻れるものです。今年こそは、この目的が果たせますように祈るばかりです。

 次の機会にお目にかかれることを楽しみに、会員の皆様の御健康と御多幸をお祈りしますとともに、御指導と御協力、御支援をお願い申し上げ、就任の挨拶といたします。

(R4.6.3)