農学部と農学部同窓会との意見交換会
update: 2018.12.20
佐賀大学農学部から農学部長や各学科長などにご参加いただいて毎年、実施している「佐賀大学農学部と同窓会の意見交換会」を平成30年12月5日、菱の実会館において開催しました。
農学部からは有馬進農学部長を始め、鄭紹輝副学部長、小林元太副学部長、大島一里副学部長、早川洋一応用生物科学科長、北垣浩志生物環境科学科長、永尾晃治生命機能学科長、山﨑欽哉農学部事務長の参加をいただき、同窓会からは小池同窓会長、水田・吉賀副会長、青木教職員支部長ほか各支部役員など9名が出席いたしました。
意見交換会では、小池同窓会長からの挨拶に続き、有馬学部長から、農学部では地域創生の中核となる大学とするため「2019Reborn(リボーン)」と題し、現在の3学科を1学科4コースに31年度から改組する準備を行っていること、企業や県・市町等と連携して、地域に密着した4つのプロジェクト研究(「植物工場プロジェクト」、「藻類バイオマスプロジェクト」、「有明海・水産プロジェクト」、「コスメティックプロジェクト」)に取り組んでいるといった近況報告がありました。
小池良美会長
有馬進学部長
意見交換会の様子
続いて、各学科長から農学部生の就職率が非常に高いことや、藻類を活用した研究を企業と連携して行っているなどといった状況報告がありました。
同窓会支部からは意見や要望、質問等を出して、農学部と次のような意見交換を行いました。
佐賀県支部からは、31年度から改組される農学部の特徴と強みを地域社会により積極的に分かりやすく情報発信することや学生が社会的課題の解決に向けて自主的に取り組む活動なども学部の財産として広くPRすべきという意見が出され、農学部では大学広報を活用して広くPRしたいとの話がありました。
教職員支部からは、農業科の教員が高齢となり、教員免許を取得する学生を増やしてほしいという意見が出され、農学部では農業科と理科の免許取得ができるようにしているが、近年では農業科の免許取得は採用が少ないこともありここ3年は1~2名程度であることの説明がありました。
農協連支部からは故伊東勇夫先生が行われていた協同組合論に関する講義を現在の学生は受講する機会がなくなっていると聞いているので環境づくりをしてほしいという要望が出され、同窓会からも協同組合論を研究している研究者・実践家等を非常勤講師として招聘し集中講義という形で実施する方法などもあるのではないかと提案したところです。
農業自営者の会からは、農業県にある大学として新品種の開発など、生産者に見える研究成果への熱い期待が述べられました。
また、熊本県庁支部からは、29年度3名30年度1名と新たな会員を迎えることができたことから、今後も新規加入が続くよう、熊本県庁への就職ガイダンスをお願いしたいという要望を農学部にお伝えいたしました。
意見交換終了後は、出席者全員の参加をいただき懇親の場を持ちました。農学部発の日本酒「悠々知酔」をいただきながら、打ち解けた雰囲気で大いに盛り上がりました。