佐賀大学農学部同窓会
佐賀大学農学部同窓会の令和元年10月9日会長メッセージページです
会長メッセージ
拝啓 ...秋です。
会長 小池 良美
(S56年卒 農・経)
10月9日朝、通勤途中の車のラジオからは「今朝はこの秋一番の冷え込み、白石では13℃」といった地元のお天気情報が流れ、
「さわやかな秋晴れ、でも台風の備えは早めに」のメッセージ(大型で強い台風19号が12日土曜から翌13日にかけて東日本に接近する予報)。
確かに、秋晴れの空を見上げると、季節が変わったと実感するものの、台風の心配から解放されるのはもう少し先という感じも残ります。
地元白石町から佐賀市の職場に向かう車の中から、白石、福富、芦刈、嘉瀬といった平野部の田んぼを毎日、目にします。稲刈りを待つ田んぼの中には、べったり倒伏した所、一方向に全体が倒れかけている所、あちこちに坪枯れが発生している所など見られ、一様ではありません。
今年は、8月のお盆過ぎから、梅雨に匹敵するような雨続き、さらに8月28日の豪雨災害。とくに米、大豆については、出穂や開花の時期に長雨が重なっており、そのあとも台風によって水稲の穂先が擦れたり、塩害、ウンカの多発も出ており、深刻な状況。月初めに発表された水稲作柄概況(9月15日現在)では、佐賀93と全国最低で、全国平均101(平年並み)、北海道(105)、東北(104)とは明暗が分かれ、次回発表ではさらに下がると思われています。
秋といえば、スポーツの秋、味覚の秋、秋祭りに行楽の秋といったシーズンで、とくに今年は、何といってもラグビー・ワールドカップ。加えて、世界陸上、バレーボールでも日本代表の活躍で、例年にない盛り上がりの様子。
さて、同窓会のほうも、県外あちこちで総会・懇親会の開催が多い時期であり、佐賀からも同窓会役員が手分けして、出席させていただいております。現時点で、福岡(10/18)、長崎(11/8)、東海(11/10)、諫早(11/16)、大分(11/23)での開催が予定されているようです。
9月下旬に開催された熊本県庁佐賀大学農学部同窓会(30人弱の参加)では、先の佐賀豪雨について、全国ニュースで佐賀駅改札の浸水や鉄工所からの油流出の映像が何度も出ていたことから、多くの会員さんから心配のお声かけをいただいたところです。
学生当時、本庄キャンパス正門前や周辺道路の冠水を経験された方も多く、こちらについても気遣っていただきました。
秋といえば、何といっても「収穫の秋」。
古来、秋を「とき」と読んで、“危急存亡の秋”というふうに使われ、重要な時期のことを意味しているそうですが、これは穀物を収穫する秋に由来するもの。
今年、地元佐賀では、収穫の秋を手放しで喜べないのは残念ではありますが、その分、麦やタマネギ、イチゴなどの豊作を願っております。