佐賀大学農学部同窓会

佐賀大学農学部同窓会の令和元年7月1日会長メッセージページです

会長メッセージ

拝啓 「やっと梅雨入り...いきなり大雨」です

会長 小池 良美
(S56年卒 農・経)

今回の1枚は、本庄キャンパスの北東に位置する大学正門から南に向かう通りです。この時期、左右の並木の緑がいちだんと色濃くなっています。
今回の1枚は、本庄キャンパスの北東に位置する大学正門から南に向かう通りです。この時期、左右の並木の緑がいちだんと色濃くなっています。

 6月27日の朝刊では、前26日の九州北部、中国、四国、近畿地方の“梅雨入り”を「やっと梅雨入り...いきなり大雨」の見出しで報じられております。九州北部は平年並みだった昨年に比べ3週間も遅れ、梅雨入り時期の観測記録をぬり替えたとのこと。
 佐賀の平野部では田植えシーズン終盤のタイミング。なかなか雨が降らず用水不足が深刻化する最中、私の地元では水利組合の水役さん達が連日、朝早くから田んぼの一角に集まって打合せをしては、担当地区を見回り、地区ごとの代掻き、田植え予定に合わせた用水のやりくりにご苦労されている姿を見かけておりました。おかげで我が家も田植えは済ませることができ、その後の湛水管理もやっとの梅雨入りで少し安堵したところです。
 梅雨入りした途端に、今度は梅雨明けと大雨、台風が気になるもので、引き続き気象情報からは目が離せません。昨年は、7月6日前後に大雨特別警報が出され「西日本豪雨」と名付けられる災害も発生しただけに、令和元年は「恵みの雨」であってほしいと願っております。

 農学部同窓会では、5月の総会後は会報「ありあけ」第24号の発行に向けて編集作業の追い込み段階となり、間もなく会員の皆さんへ郵送配付できる見込みです。また、発行と同時にホームページにもアップいたします。小林元太農学部長の巻頭言、今年の総会の様子、県内外の支部活動や農学部の話題ほか、読み応えのある誌面となっておりますのでぜひご覧ください。
 また、7月24日に農学部主催で開催される「企業パネルディスカッション」(就職講座)に合わせて、その後段に同窓会主催で「在学生と大学教職員・卒業生の交流会」を今年も開催します。
前段のパネルディスカッション参加企業(例年5社)に加えて、県内就職率の向上を支援する意味合いから、同窓会では県内支部から若手のOB・OGにも参加してもらい、公務員(県庁、学校教職員ほか)、民間企業(JAグループほか)のそれぞれの分野で交流してもらう予定です。今回で6年目、これまで参加した在学生(農学部3年、大学院1年)の評判も上々です。

 7月は七夕(月遅れもありますが)。天の川を見上げることがめっきり少なくなったような気がします。熱帯夜のせいで、外に出て夏の夜空を見上げながら涼むという光景は昔々のこと。
 久しぶりに夜空を見上げるきっかけとして、ISS(国際宇宙ステーション)を見ることをおすすめします。ISSは約400㎞上空にあって、90分で地球を一周しており、サッカーフィールドと同じくらいの大きさだそうで、日本実験棟「きぼう」があります。ISSが見える時間、方角は日に日に変わるので、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページにある 「『きぼう』をみよう」 という便利ツールに頼らないと分かりません。例えば南西から北東に向かってスーッと流れるように5分間前後見えます。日本人宇宙飛行士がISSに滞在しているときは、子供と一緒によく見ておりました。
 そうやっていると、梅雨の合間の星空がきれいな夜には、天の川、夏の大三角形、さそり座とか眺めたりするようになり、さそり座の赤い星アンタレスの左側(東)に並んだように目立って光る星は何だろう(答えは木星)といった疑問も浮かび、天体観測と言ったら大げさですが、関心を持つようになりました。 小さなお子さん(お孫さん)がそばにいらっしゃればぜひご一緒に。

(令和元年7月1日)